山茱萸
山茱萸(サンシュユ)は樹木高約4mになる落葉小高木。
河陽花月では佐賀県の自社畑で栽培。
和名 | サンシュユ |
学名 | Cornus officinalis Sieb.et Zucc. |
科名 | みずき科 |
属名 | ミズキ属 |
別名 | ハルコガネバナ |
生薬名 | 山茱萸 |
分布地域と生育環境
中国及び朝鮮半島の原産地に分布する。 江戸時代享保年間に朝鮮経由で漢種の種子が日本に持ち込まれ、 薬用植物として栽培されるようになった。 日本では観賞用として庭木などにも利用されている。 日当たりの良い肥沃地などに生育する。
特 徴
樹皮は薄茶色で、葉は互生し長さ4-10cmほどの楕円形で両面に毛がある。3月から5月にかけ、 若葉に先立って4枚の苞葉に包まれた、 花弁が4枚ある鮮黄色の小花を木一面に集めてつける。花弁は4個で反り返り、雄しべは4個。夏には葉がイラガやカナブンの食害を受ける。 晩秋に付ける紅色楕円形の実は渋くて生食には向かない。
主要成分
ロガニン
漢方処方例
八味地黄丸、六味丸、八味丸、牛車腎気丸、大三五七散、左歸飲
栽培について
栽培地 | 佐賀県 |
栽培方法 | 露地栽培 |
栽培品種 | Cornus officinalis Sieb. et Zucc |
栽培株数 | 種子繁植の苗木6,000株植栽 |
植栽年度 | 2010年3月 2012年4月 |