桑黄茸

 桑黄茸(そうおうだけ)は日本ではメシマコブと呼ばれるキノコです。桑の木やブナなどの広葉樹に寄生し、扇状に育っていく外見的はサルノコシカケに似ています。中国では漢方として古くから止汗や通経薬として用いられています。
 河陽花月では佐賀県の自社農園で栽培しています。

名 称

和 名メシマコブ
学 名Phellinus linteus  
科 名タバコウロコタケ科 Hymenochaetaceae   
属 名キコブタケ属 Phellinus
生薬名桑黄茸

分布地域と生育環境

 北海道、本州、四国、九州および北半球に広く分布。桑の木や広葉樹の枝に自生する。海抜の高い広葉樹地帯の日なたに自生し、地面の日陰の方に向かって成長する。

特 徴

 桑に寄生して枯死させる担子菌類。泥が固まったような形態で育つ。冬になると黄色い部分は泥色に変化し成長を止め、春が来ると再び黄色くなり成長をはじめる。煎じた色は黄色や淡黄色で、味や香りは無く淡泊なので飲みやすい。

成 分

 子実体にアガリシン、アガリシン酸、ラシシン酸、多数の有機酸類、ガラクトース、グルコースなどの糖類、ステロール類、トリテルペンなどを含む。 

栽培について

栽培地佐賀県
栽培品種桑黄茸 (Phellinus linteusとPhellinus baumii)
使用原木クヌギ (佐賀県内山林地域から伐木)
収穫時期2〜3年ごとに11月の収穫 (最上品は5年栽培製品)
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